STAR DRIVER 輝きのタクト まとめ(感想) [アニメ]
先週、放送が終わった「STAR DRIVER 輝きのタクト」。
この作品は、私にとって非常に素晴らしい作品となりました。
※アプリボワゼした皆水のサイバディ
熱い内容/圧倒的な作画/BGMを含めた音楽・・・
どの観点で語っても、非常に高いレベルであったと思います。
ということで、少し内容を振り返ってみます。
「アプリボワゼ!!」
■「ツナシ・タクト」と「シンドウ・スガタ」
本編の主人公であるタクトと、
王のサイバディ・ザメクとアプリボワゼできるスガタ。
この二人は正反対に描かれていたと思います。
寡黙でクール、持つべき力はタクトをも上まわるスガタ。
明るく振る舞い、周りの人を笑顔にさせるタクト。
生まれながらにして、シルシを受け継いでいたスガタ。
ナツオの存在等、成長の過程でシルシを受け継いだタクト
そして、自分にその資格があるかを、島まで泳いで試したタクト。
と、二人は生い立ちも異なっていました。
また考え方も違っていたように思います。
スガタは守るべきモノのためなら、自分を犠牲にできた。
が、タクトはそうじゃない。
結果的には自分が犠牲になるかもしれないけど、
それは頭にはなく全員で、が彼のモットーだったと思います。
「ワコを守りたい」
これこそが、彼ら二人を動かす力となっていた、唯一の共通点。
この点に関して、初めて二人が向き合ったエピソードが、
「いつだって流星のように」(第8話)でした。
このエピソードでは綺羅星十字団に利用されたスガタとの対戦と
なったわけですが、この二人の間にそんな茶番は全く通用せず、
「行くぞ、スガタ!!」
「来い、タクト!!」
タクトvsスガタの一騎打ちを見れた、神回だったと思います。
まぁ、二人とも格好良かった!ということですw
■サイバディ・タウバーン
サイバディ・タウバーンは地球人のために作られた、語られました。
(最終話では、ヘッドがツナシ家のサイバディとも言ってますね)
ということは、必然的に他のサイバディは違う、ということですね。
時折見せた、タウバーンの異常なパワーアップ。
「地球人のために作られた」がポイントだったように思います。
簡単に言えば、
「タウバーンは地球人が動かすために最適化されたサイバディ」
だった、ということでしょうか。
ヘッドはリビドーの力が云々と言ってましたが、それだけじゃない。
地球人の持つ思い(作品の中では、「世界の声が聞こえる」
「ボクにはまだ見えている」と抽象的に語られていましたが)に
最適化されていたタウバーンが応えてくれたのでしょう。
最終話、タクトがワコの封印を破ったシーン。
タクトの真剣な眼差しから、その考えを読みとり、ワコもそれに同意した。
「やりたいことと、やるべきこと」が一致した二人。
それをタウバーンが感じ取り、ザメクをも倒したのでしょう。
■エントロピープルの存在
演劇部「夜間飛行」部長のエンドウ・サリナ。
そして、副部長(狐みたいな動物)。
「神話前夜」(第22話)で彼女らが地球人でないことが明かされました。
「神話前夜」はタクト達に未来の方向性を示した、重要なエピソードでした。
もう一つ、重要に感じたエピソードがあります。
それは物語序盤に放送された「遠い世界」(第7話)。
スガタが王の柱を使ったことで昏睡状態になり、それを心配するワコ。
そして、仲良し3人ではなく、2人+1人と感じ落ち込んだタクト。
そのタクトを励ますサリナを描いたシーンです。
~ここから第7話のセリフを引用します~
サ「ワコは夜明け前から入江で一人、禊をしているらしい。
たぶん、スガタ君が目覚めるように祈ってるんだろう。
どうした?仲良し三人組の一人がこんなところにいて良いのか?」
タ「そりゃ心配です、スガタのことも、ワコのことももちろん心配だけど」
サ「心配だけど、どうした?」
タ「今僕に出来ることがあるのかな、って。
本当は三人組じゃなくて、二人と一人だったんじゃないかなって」
サ「既に手遅れだと思うけどな。
たぶん、君はもう引き返せない
私もあの二人とは友達のつもりだ。タクト君より、私の方が付き合いは長い。
だから、ずっと考えてはいた。
想像も出来ないような重い運命を背負わされているアイツらが、
どうすれば幸せになれるのかな、って。
けど、あの二人が現実に幸せになる未来は、うまくイメージできない。
できなかった。どんなに考えても、彼らが抱えてるものは
結局どうしてやりようもない。
ただね、君がこの島に来てあの二人と仲良く三人一緒にいるのを見てたら
なんとなく、アイツらが幸せになれる方法が君ら仲良し三人組の楽しそうな
笑顔の中にあるんじゃないかって、そう思い始めていたんだけどな」
(その言葉にハッとするタクト)
サ「君はどうしたいんだ?」
(この島でやることを思い出すタクト)
サ「あの二人のために、今、君ができることはきっとある。
ただ、そばに居てやるだけでもいいじゃないか。
本当に辛くて、とにかく友達に側にいて欲しいと思う時が誰にだってある。
私が保証する。
君はアイツらにとって、そういう友達だ。
例えアイツらが望んでなくても、アイツらの魂はきっとそれを求めてる。
二人とも不器用なんだ。なんせ、島育ちの田舎者だからな」
サ「行けよ、銀河美少年」
サリナの言葉に、生き生きした表情に戻るタクト。
このシーン、下を向いていたタクトがだんだんと上を向いていき、
最後にいつもの表情に戻ったのが印象に残ります。
また、BGMとして使われた「銀河美少年」。
優しい雰囲気でありながら、その中に力強さを秘めている、
本作品のテーマ曲とも言えるべき曲が使われ、
素晴らしいシーンを演出していた、と思います。
忘れてしまった人は、もし第7話が残っていたら、
再視聴してみると良いかもしれません。
エントロピープルという立場のサリナを思い浮かべながら視聴すると、
より言葉の重みを感じることが出来ると思います。
本作品の本当の女神は、サリナなのかもしれません。
■最終話「僕たちのアプリボワゼ」
最終話「僕たちのアプリボワゼ」では、そのタイトル通り、
綺羅星十字団が揃ってアブリボワゼするシーンが描かれていました。
シモーヌの「ダレトスが私を求めてる。私も」という言葉。
シモーヌは事故にあった時に、ダレトスとアプリボワゼしたので、
恐らく他のスタードライバーより、その時間が長く、
よりサイバディとシンクロしていて、その声が聞こえたのでしょう。
結果、他のスタードライバー・サイバディもそれに共鳴した。
あのシーンで何故シモーヌ?と思いましたが、
そんな理由があったのかなぁ、なんて思います。
■お気に入りキャラ
タクトは、キャラが多かった作品でもあります。
そんな中で気に入っていたキャラは、うーん誰だろうw
・ヨウ・ミズノ(日死の巫女)
実に可愛らしいキャラで、日高里菜さんの声も素晴らしかった!
「イノセント・ブルー」は、本作品で一番好きな歌でした。
・カナコ・ワタナベ
ガラス越しのキスな人ですw
基本的に大人っぽい方が好きなので外せないでしょうw
綺羅星十字団の中でも、目立っていたと思います。
・エンドウ・サリナ
落ち着いた感じが好きでしたね。一見クールそうですが、
みんなを見るその優しい眼差しは、人一倍強いものがあったんじゃないかな。
こんなところでしょうか。
男性キャラではタクトが好きでした。
宮野の声もバッチリあっていたと思います。
ということで、
全25話が終了した輝きのタクトを振り返ってみました。
2クールのほぼ全てが楽しみだった作品はなかなか無いですよね。
・・・あ、タクトとヘッドについて書いてないや(^^;
この作品は、私にとって非常に素晴らしい作品となりました。
※アプリボワゼした皆水のサイバディ
熱い内容/圧倒的な作画/BGMを含めた音楽・・・
どの観点で語っても、非常に高いレベルであったと思います。
ということで、少し内容を振り返ってみます。
「アプリボワゼ!!」
■「ツナシ・タクト」と「シンドウ・スガタ」
本編の主人公であるタクトと、
王のサイバディ・ザメクとアプリボワゼできるスガタ。
この二人は正反対に描かれていたと思います。
寡黙でクール、持つべき力はタクトをも上まわるスガタ。
明るく振る舞い、周りの人を笑顔にさせるタクト。
生まれながらにして、シルシを受け継いでいたスガタ。
ナツオの存在等、成長の過程でシルシを受け継いだタクト
そして、自分にその資格があるかを、島まで泳いで試したタクト。
と、二人は生い立ちも異なっていました。
また考え方も違っていたように思います。
スガタは守るべきモノのためなら、自分を犠牲にできた。
が、タクトはそうじゃない。
結果的には自分が犠牲になるかもしれないけど、
それは頭にはなく全員で、が彼のモットーだったと思います。
「ワコを守りたい」
これこそが、彼ら二人を動かす力となっていた、唯一の共通点。
この点に関して、初めて二人が向き合ったエピソードが、
「いつだって流星のように」(第8話)でした。
このエピソードでは綺羅星十字団に利用されたスガタとの対戦と
なったわけですが、この二人の間にそんな茶番は全く通用せず、
「行くぞ、スガタ!!」
「来い、タクト!!」
タクトvsスガタの一騎打ちを見れた、神回だったと思います。
まぁ、二人とも格好良かった!ということですw
■サイバディ・タウバーン
サイバディ・タウバーンは地球人のために作られた、語られました。
(最終話では、ヘッドがツナシ家のサイバディとも言ってますね)
ということは、必然的に他のサイバディは違う、ということですね。
時折見せた、タウバーンの異常なパワーアップ。
「地球人のために作られた」がポイントだったように思います。
簡単に言えば、
「タウバーンは地球人が動かすために最適化されたサイバディ」
だった、ということでしょうか。
ヘッドはリビドーの力が云々と言ってましたが、それだけじゃない。
地球人の持つ思い(作品の中では、「世界の声が聞こえる」
「ボクにはまだ見えている」と抽象的に語られていましたが)に
最適化されていたタウバーンが応えてくれたのでしょう。
最終話、タクトがワコの封印を破ったシーン。
タクトの真剣な眼差しから、その考えを読みとり、ワコもそれに同意した。
「やりたいことと、やるべきこと」が一致した二人。
それをタウバーンが感じ取り、ザメクをも倒したのでしょう。
■エントロピープルの存在
演劇部「夜間飛行」部長のエンドウ・サリナ。
そして、副部長(狐みたいな動物)。
「神話前夜」(第22話)で彼女らが地球人でないことが明かされました。
「神話前夜」はタクト達に未来の方向性を示した、重要なエピソードでした。
もう一つ、重要に感じたエピソードがあります。
それは物語序盤に放送された「遠い世界」(第7話)。
スガタが王の柱を使ったことで昏睡状態になり、それを心配するワコ。
そして、仲良し3人ではなく、2人+1人と感じ落ち込んだタクト。
そのタクトを励ますサリナを描いたシーンです。
~ここから第7話のセリフを引用します~
サ「ワコは夜明け前から入江で一人、禊をしているらしい。
たぶん、スガタ君が目覚めるように祈ってるんだろう。
どうした?仲良し三人組の一人がこんなところにいて良いのか?」
タ「そりゃ心配です、スガタのことも、ワコのことももちろん心配だけど」
サ「心配だけど、どうした?」
タ「今僕に出来ることがあるのかな、って。
本当は三人組じゃなくて、二人と一人だったんじゃないかなって」
サ「既に手遅れだと思うけどな。
たぶん、君はもう引き返せない
私もあの二人とは友達のつもりだ。タクト君より、私の方が付き合いは長い。
だから、ずっと考えてはいた。
想像も出来ないような重い運命を背負わされているアイツらが、
どうすれば幸せになれるのかな、って。
けど、あの二人が現実に幸せになる未来は、うまくイメージできない。
できなかった。どんなに考えても、彼らが抱えてるものは
結局どうしてやりようもない。
ただね、君がこの島に来てあの二人と仲良く三人一緒にいるのを見てたら
なんとなく、アイツらが幸せになれる方法が君ら仲良し三人組の楽しそうな
笑顔の中にあるんじゃないかって、そう思い始めていたんだけどな」
(その言葉にハッとするタクト)
サ「君はどうしたいんだ?」
(この島でやることを思い出すタクト)
サ「あの二人のために、今、君ができることはきっとある。
ただ、そばに居てやるだけでもいいじゃないか。
本当に辛くて、とにかく友達に側にいて欲しいと思う時が誰にだってある。
私が保証する。
君はアイツらにとって、そういう友達だ。
例えアイツらが望んでなくても、アイツらの魂はきっとそれを求めてる。
二人とも不器用なんだ。なんせ、島育ちの田舎者だからな」
サ「行けよ、銀河美少年」
サリナの言葉に、生き生きした表情に戻るタクト。
このシーン、下を向いていたタクトがだんだんと上を向いていき、
最後にいつもの表情に戻ったのが印象に残ります。
また、BGMとして使われた「銀河美少年」。
優しい雰囲気でありながら、その中に力強さを秘めている、
本作品のテーマ曲とも言えるべき曲が使われ、
素晴らしいシーンを演出していた、と思います。
忘れてしまった人は、もし第7話が残っていたら、
再視聴してみると良いかもしれません。
エントロピープルという立場のサリナを思い浮かべながら視聴すると、
より言葉の重みを感じることが出来ると思います。
本作品の本当の女神は、サリナなのかもしれません。
■最終話「僕たちのアプリボワゼ」
最終話「僕たちのアプリボワゼ」では、そのタイトル通り、
綺羅星十字団が揃ってアブリボワゼするシーンが描かれていました。
シモーヌの「ダレトスが私を求めてる。私も」という言葉。
シモーヌは事故にあった時に、ダレトスとアプリボワゼしたので、
恐らく他のスタードライバーより、その時間が長く、
よりサイバディとシンクロしていて、その声が聞こえたのでしょう。
結果、他のスタードライバー・サイバディもそれに共鳴した。
あのシーンで何故シモーヌ?と思いましたが、
そんな理由があったのかなぁ、なんて思います。
■お気に入りキャラ
タクトは、キャラが多かった作品でもあります。
そんな中で気に入っていたキャラは、うーん誰だろうw
・ヨウ・ミズノ(日死の巫女)
実に可愛らしいキャラで、日高里菜さんの声も素晴らしかった!
「イノセント・ブルー」は、本作品で一番好きな歌でした。
・カナコ・ワタナベ
ガラス越しのキスな人ですw
基本的に大人っぽい方が好きなので外せないでしょうw
綺羅星十字団の中でも、目立っていたと思います。
・エンドウ・サリナ
落ち着いた感じが好きでしたね。一見クールそうですが、
みんなを見るその優しい眼差しは、人一倍強いものがあったんじゃないかな。
こんなところでしょうか。
男性キャラではタクトが好きでした。
宮野の声もバッチリあっていたと思います。
ということで、
全25話が終了した輝きのタクトを振り返ってみました。
2クールのほぼ全てが楽しみだった作品はなかなか無いですよね。
・・・あ、タクトとヘッドについて書いてないや(^^;
タグ:輝きのタクト
タクト、あちこちで大絶賛だなぁ。
一応、1巻だけ持ってますがまだ観てないw
コードギアスもそうでしたが、
この時間帯のアニメは見逃す傾向にある。。。
ところで、ついにロックさん八武海入りしましたね!!
これでロックさんも銀河美少年!!
by naka-G (2011-04-10 11:09)
タクトのレビューキタコレw
>最適化されたサイバディ
なるほど。あの唐突なパワーアップにそういう理由付けがあっても良いですね。
>本当の女神は、サリナなのかも
どこか一歩引いたところで、そして悟っているかのような立ち位置だったなと。
直球では割って入ってこないものの、この3人に世界を揺るがす大きな役割を感じ取っていたところがあったね。
もしかしてサイバディを地球に運んできた宇宙人なのかも?なんて。
彼女の正体、結局わからず仕舞いだったのが惜しまれるな~。
>ヨウ・ミズノ(日死の巫女)
なんかわかるw ロックさんの好きそうなタイプだわw
>タクトとヘッドについて
ここに触れると説明すごく長くなりそうw
by カルディア (2011-04-11 03:28)
naka-Gさん、コメントありがとうございます。
タクト、マジでお薦めですぜ!
1巻だと、正直話がさっぱりわからないのですが、
話は分からなくても十分面白いと思います。
ただ萌えアニメではないか・・・・w
サボってる人がいるみたいで上がってますねw
確かにBMG、けんぷファーがかなりPVを稼いでいたので
今は2K以上ヒットするようになりましたが、
一時だけなので、すぐに落ちるでしょうw
by ロック (2011-04-12 00:19)
カルディアさん、コメントありがとうございます。
カルディアさんの記事に触発されてしまいましたw
タクトは色々考えても結論は出ないかな~とは思ったので、
あえて単純に考えてみたんですよね>パワーアップ
サリナについては、何らかの形でもう少し描いて欲しいですね。
BDは9巻までで価格から判断すると、TV未放映話は製作されない
ので、BDが売れれば・・・というところでしょうか。
サリナは一歩離れたところから見ている、落ち着いた感じの印象と
坂本真綾の声が合っていたと思います。
ミズノは歌も大好きだったんですよねw
日高さんの声が素敵でw
ヘッドのことは書こうかな?と思ったのですが
正直うまくまとめられそうになかったので挫折した、
というのが正しかったりしますw
力に取り付かれていた感じはしますが、
あそこまで固執していたのは、彼の若い頃の話が必要そうです。
by ロック (2011-04-12 00:28)
ロックさんこんばんわ~!
イノセントブルー…それは~♪雪のように~降り積もった~イノセントな~♪←違っ
透き通る~季節が好~き~風がまた~♪ですね!
2クール放送だったみたいですね。
ネコはかじったぐらいしか見てなかったですが…
絵面はいいですね!是非ロック城で品評会を…!?
by GOREN (2011-05-17 23:56)
GORENさん、コメントありがとうございます。
イノセントブルーは名曲が多いですねw
タクトの作画や動画は途中で崩れることもなく、
完璧に最後まで描き切れていました。
謎が多く、少し見ただけでは付いていけないのですが、
しっかりみると、面白いですよw
by ロック (2011-05-18 23:14)